無職・引きこもりを脱出する方法として工場で働いてみた結果!

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仕事を辞めて無職になってしまったら、あなたはどうしますか?

再就職へ向けて積極的に動く人もいれば、そうでない人もいますよね。

僕は後者でした。

 

再就職を試みるもうまくいかず、引きこもりに近い状態になった僕が最終的に選んだのは「派遣社員として工場で働く」という方法でした。

 

これからその時のいきさつや当時の気持ちを赤裸々に(?)語っていきます。

似たような境遇の方の参考になれば幸いです。

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退職~無職~引きこもり状態へ

退職してから如何にして引きこもり状態になったか、です。

 

退職

13年近く勤めた会社を辞めました。

 

営業職だったんですけど、客数が少ない地域を1年かけて開拓してこいとの辞令で、引っ越して新天地に赴いたんですけど3ヶ月の時点で成果に乏しいという理由で切られました。

 

納得いかない気持ちもありましたけど、この頃は「お金を払わない」とか「無理難題ばかり要求する」イヤ~な顧客への対応にほとほと疲れてましたし、この先ずっと営業として働き続けていくことに限界を感じてもいましたので、辞めることには抵抗はなかったですね。

 

ただ、在職末期は人と接することがすごく嫌になってしまっていて、この気持ちが後々まで尾を引きました…。

 

短期仕事でとりあえず繋いだり

退職して1ヶ月くらいは人づきあいから解放された自由を満喫してました!

インドア派なのでほとんど外には出なかったですね(笑)

 

が、営業時代は収入が少なくてロクに貯金もなかったので、食うために仕方なく働くことにしました。

本格的に働くのはなんだか抵抗があったので、派遣の短期仕事を2ヶ月くらいです。

 

これで少しは貯金もできたけどそう長くはもたないのも分かりきってたので、仕方なく正社員での就職を目指すことにしました。

本当は何もしたくなかったけど(笑)

 

就職活動

割とすぐに管理者候補として工場での採用が決まって働きはじめたんですけど、始めてみると「給料安い」「仕事きつい」「本当に昇進できるかあやふや」といった会社だったので、試用期間が終了した時点で辞めてしまいました。

 

それからは「嫌だけど営業やるしかないかなぁ…工場は気が進まないし、他に出来ることもないし…」と割り切って、仕方なく数社面接を受けました。

けど、オール不合格!

 

 

ここで完全にやる気がなくなりましたね(笑)

ちょうど世間はお盆休みに入る時期で外は暑いわ面接行こうにも会社休みだわで、なんだか気持ちがプッツリ切れました…。

 

そして引きこもりへ…

かくして引きこもり状態へ。

運がいいのか悪いのか、ちょうど失業保険の給付も始まったのでお金の面もなんとか大丈夫という状況が引きこもりマインドに拍車をかけましたね。

 

クーラー効いた部屋で何するわけでもなく誰とも会わず、ひたすらゴロゴロ…。

声を発する機会がひとり言くらいしかないという。

その時一応彼女いたんですけどね、誰とも会いたくなかったもんでずっと連絡もしないでいたら自然消滅してましたよ…。

 

それでも悲しいとも感じないというか、心がまったく動きませんでしたね。

誰とも会わずに孤独でいると心が病んでくるなぁ…という感覚はちょっとだけありましたけどね。

 

追い詰められて…

引きこもり状態もそう長くは続きません。というか続けられません。

 

そろそろマズいな…

そんなゴロゴロ生活も3ヶ月を過ぎると「さすがにやばい!」という気持ちが湧いてくるんですね。

「働いてない自分は悪!」みたいな気持ち。

良心の呵責ってやつですかね。

だからゴロゴロしてても気持ちはまったく休まらないという。

 

「このままじゃ取り返しのつかないダメ人間になってしまう!」という恐怖に加えて、失業保険の給付もそろそろ終わるという現実的な問題もあって……いよいよ働くことを余儀なくされます。

すげー嫌でしたけど。

 

どこで働こうか…

ため息つきながら良さげな求人を探すのが日課です。

でもこれといった求人もないしそもそも外に出たくないんだから、とっても憂鬱な時間です。

 

そんな中見つけた営業の求人が割と良さげだったので、イマイチ気が乗らないながらも面接受けに行きました。

担当の部長さんはイイ感じの方で、僕が営業を実質クビになった経緯に同情してくれたりもして「この会社ならいいかも…」と、面接に行く前とは裏腹にちょっと前向きな気分になれました。

 

だがしかし!結果が来ない!!

選考には部長さんは関わってないらしく「待たせて申し訳ない!」との言葉も頂いたんですけど、こればっかりは待つしかない。

けど、もう待ってられない!

給料日のタイミングとか考えると早く働きはじめないとヤバい!

 

 

そんな時、目に留まったのが「部品をセットしてボタン押すだけ!」という求人。

そう。よくある工場派遣の求人です。

それまでは正直まったく眼中になかった派遣求人が、この時なぜかグングン心に入ってくる感じがありましたね。

楽そうだし。

 

 

「派遣で工場か…。よく見ると待遇も悪くないじゃん…」

「あんまり人と関わらなくて済みそうだし。これ……アリじゃね?」

 

まだちょっと気が進まないところがありつつも経済的に限界なので面接行って、あっけなく決まりました。

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工場で働きはじめて…

かくして派遣社員として工場で働くことになりました。本当はもうちょっとゆっくりしたかったんですけどね!

「ちょっと惜しいかな?」と思いつつ、選考中だった会社はお断りしました。(まぁ受かってたという保証は微塵もないんですが 笑)

 

 

5ヶ月ぶりの労働。

最初はきつかったですね~!

予測はしてましたけど、これだけ長期間休むと社会復帰が大変です本当!

 

 

しかしですね、その時の自分には工場という環境は合ってた気がします。

思惑通り、人との関わりはそんなに無いんでとっても気が楽です!

ブランクのせいか仕事を覚えるのはひと苦労でしたけど、あくまでも慣れれば普通にこなせる範囲の、誰にでもできる仕事ですしね。

 

そんなこんなで、ちょっと未練を残しつつも引きこもり状態からは脱出できたのでした…。

 

おわりに

ここまで読んでくださった方、お疲れ様でした。

長々とした自分語り、大変失礼いたしました!

 

僕が引きこもり状態になった始まりから脱出までをお送りしてきました。

僕なんかは症状としては軽い方だったんだろうとは思います。

脱出したくても出来ない人はきっとたくさんいると思います。

 

 

僕は脱出の手段として工場派遣を選んだんですが、収入や勤務時間帯(夜勤あり)の関係で「工場は無理」という人もいるでしょう。

また、僕は最初「工場」や「派遣」に対する偏見みたいなものもあったので、選択肢としてまったく眼中にありませんでした。

選択肢のひとつとして認識できたのも偶然です。

 

そんな僕が実際に工場で働いてみて言えるのは、選択肢として認識した際に感じた「工場、アリじゃね?」という直感は間違ってはいなかった!ということですね。

 

どんな職業であっても働いていれば嫌なことはあります。

工場だって嫌なことは色々ありました。

しかし「お金が貯まる」「面倒な人づきあいをしなくて済む」といった利点もあります。

 

僕は引きこもりというには期間は短かかったかもしれませんが、長い短いにかかわらず脱出のための手段としての工場勤務は最適解だったんじゃないか!?とすら思えます。

少なくとも僕のように「人づきあいを極力避けたい」という人にとっては、うってつけであることは自信を持って言えます!

 

 

引きこもりから脱したい方の背中を押せるかはわかりませんが、工場勤務……選択肢のひとつとして考えてみる価値はあると思います!



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