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ガンダムビルドダイバーズリライズ15話のあらすじ&感想です。
前回14話にてフレディとヒロトたちが出会うまでが描かれた上で、実質的に2期の初回とも言える今回の15話。
いよいよストーリーが動き出します!
15話『使命、再び』あらすじ
あの日と同じように、フレディの呼びかけに応え再びエルドラへとやって来たヒロトたちビルドダイバーズ。
しかし転送された彼らやガンプラを形作る「光る砂」が足りず、不完全な形での転送となってしまった。
ひとまずフレディたちの村へと赴いたビルドダイバーズは村人たちの歓迎を受ける。
衛星の攻略が急務ではあるが、ガンプラの完全な転送を行うため、そこへ合流したレジスタンスのムロンの提案により他の3箇所の遺跡の調査に向かうことに。
カザミとマイヤが南東の遺跡を目指す中、北の遺跡に向かうヒロト・メイは敵の新型と遭遇しこれを撃破する。
大破したエルドラウインダムの残骸から「ガードアイ」というヒトツメの斥候にも使われるメカが出現したことで、ヒロトたちはヒトツメの機体が無人機であることを知る。
その頃、パルとフレディが向かった「聖獣クアドルン」の住処とされる東の山岳地帯にて、「ミラーグの山」とは空中を移動する神殿を指すことをムロンから聞かされる。
パルとフレディは聖獣クアドルンに会うため気球に乗ってミラーグを目指すことに…!
15話『使命、再び』感想
前回14話が、1話の前日譚+総集編+フレディのリライズという内容で、1期と2期の繋ぎに必要な回とは言えストーリーがほとんど進まずモヤっとした方もいらっしゃったでしょう。
今回は話もちゃんと進んで、割と内容的にも濃かったと思います。
エルドラ、再び
あの日と同じ場所で、あの日と同じように響くフレディの声。
そしてあの日と同じく「細けえことはいいんだよ!」と転送ボタンを押すカザミ。
再びやって来たビルドダイバーズに歓喜してカザミに抱き着くフレディ。
これだけでジ~ンときますわ。
14話でのフレディの描写がさっそく効いてきました!
そして遺跡の外に出ると…そこには転送が不完全なガンプラ。
形を成していたのは軽量級で体積の少ないコアガンダムⅡとモビルドール・メイだけで、カザミとパルは機体の一部しか形成されない状態。
初登場のコアガンダムⅡと1期で出番の少なかったモビルドール・メイを自然な流れで活躍させられる、見事な構成でしたね。
再会
村に着いたビルドダイバーズに駆け寄る子供たち。
ここだけでもう泣けてくる始末(笑)…おそるべし14話効果。
ヒロトとメイの間に立って二人と手をつなぐアシャちゃんが、目の中に入れても痛くないくらいに愛おしいです…。
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「月の雷」の発射を防げなかった負い目を口にするヒロト。
1期のヒロトだったらこう素直に口に出すことは出来てなかったかもしれないですよね。
地味なシーンですけどヒロトが少し変わったことを感じさせてくれます。
そして村に残されてたシールドが文字通り盾になって村人たちを守ってくれてたとは。
このためにシールド残してあったとは…1本取られた!って感じです!
そして、子供たちに不審者扱いされてガブーされるムランさん(笑)
シドー・マサキの件もあってビルドダイバーズの裏切りが心配になって無理に押し入ろうとした、とのことで。
紆余曲折の後ビルドダイバーズを信頼するようになったとはいえ、ちょっと尖ってて取っつきにくい印象も否めなかったムランさんですけど、この描写で一気に親しめるキャラになった気がします。
ムランさんのキャラを描きつつシドー・マサキの存在にも自然に触れておくというこの流れ…いい脚本じゃないか!(上から目線)
遺跡へ
で、ムランさんから「他の3箇所の遺跡が使えるか見に行こう」との提案。
しかも3チームに分かれてというのが、なんかスパロボの分岐みたいで興奮しましたね。
- 一番危険な北の遺跡にはガンプラがあるヒロト&メイ。
- 危険が少ない南東の遺跡にはカザミ&マイヤ(運転手役)。
- そして東の山岳地帯にはムランの案内でパル&フレディ。
色々とハラハラする絶妙な組み合わせで来ましたよコレ(笑)
出発前にムランに声を掛けるヒロト。
「シドー・マサキは裏切ったわけじゃないかもしれない。少なくとも本人の意志ではないのかも」
ここでも、気遣いを言葉にして相手に伝えることが出来るようになったヒロト。
1期で彼に感じてたモヤモヤが少しずつ晴れていく感じです。
いざ出発。
そしてハンドル握ると性格変わる(笑)マイヤちゃんと、彼女をめっちゃ意識してるカザミ(笑)
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なんて微笑ましいんだチクショー!
そういえば『Vガンダム』のオデロは似たシチュエーションでしっかりチャンスをゲットしましたけど、カザミはどうなるのか…。
すごく楽しみですねぇフフフ(ゲス笑い)
マイヤの表情を見て、マイヤが「生きてる」ことを実感するカザミが印象的でした。
たのむから悲しいことにはしないでくださいよスタッフさん…。
戦闘
さて、ヒロトとメイはというと…
ムランを気遣ったヒロトに対して「シドー・マサキのことで確実に言えることは何もない状態で、あのように伝えるのは早すぎたのでは?」と問うメイ。
「彼はシドー・マサキの行動に傷ついて…でもどこかでマサキのことを心配している気がしたんだ」
と返すヒロト。
それを聞いたメイ。
「誰かを心配する者がいて…自分が何かを伝えられるなら、そうする。それが人の持つ優しさ…ということか」
気持ちを言葉や行動で表し始めたヒロトと、ELダイバーとして人の有り様を知り理解を深めつつあるメイ。
それぞれがどう成長していくのか、これまた期待が高まります。
そんな折、敵影を発見し戦闘に入るヒロト&メイ。
敵機は新型のエルドラウインダムが3機。
コアガンダムⅡとモビルドール・メイが小型軽量機なのもあって敵機がでかく見えるのがイイ感じ。
今までの相手より装甲も出力も上の敵機にちょっと苦戦しつつも、ちゃっかり持ってきてたヴァルキランダーの頭部とジャスティスナイトの剣・盾をうまく使って戦うふたり!
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もともと実力は高い上に信頼が生まれ始めた二人のコンビネーションが爽快かつグッとくる!
そしてただのビームの応酬で終わらずにトリッキーな動きも交えた格闘戦や、相手の虚をつく戦法で、飽きさせない戦闘描写でしたね。
実質的な2期初回だけあって力入ってました!
ぜひこの勢いを最後まで続けてほしいです!
あとヒロトが1機撃破した際「もしや中に人が乗ってるんじゃ?」と気になった(というかゾッとした)場面もありましたね。
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結果的に無人機だと判明しましたが、エルドラがリアル世界であるが故に人の命にまつわる描写も今後増えていくんでしょうね。
楽しみなような怖いような…。
ミラーグへ
そしてムランの案内でミラーグの山へと向かうパル&フレディ。
好きな人にはたまらん組み合わせですな(笑)
で、聖獣クアドルンに会いに行く…ということで。
聖獣さんの登場はもう少し後になるかと思いきや、意外に早くなりそうですね。
聖獣クアドルンと会うことで何がどうなるのか?
詳細までは語らないムランさん分かってるなぁ~焦らしてくれるよなぁ~(笑)
ただ「フレディとパルならきっと会える」的な思わせ振りなこと言ってましたから、純真な子供じゃないと会えない…とか何かありそうでしたね。
ということで空の神殿ミラーグに行く手段は、まさかの気球。
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驚くパル&フレディを尻目に淡々と気球の準備をするムランさん(笑)
ムランさん、うまくやればとてもシュールな笑いを生むキャラになれそうな気が…(笑)
まとめ
実質的な2期初回となった15話感想でした。
ビルドダイバーズが再びエルドラにやって来てから村人たちとの再会、そして3チームに分かれての遺跡調査で戦闘もありーの先が気になる展開もありーのと、なかなか濃い回でしたね。
忘れてましたけどラストでは強化人間の発作っぽい挙動で暴れる仮面の男も描かれてました。
1期終盤でのヒロトとの戦闘・接触でシドー・マサキの記憶が戻りかけて苦しんでる雰囲気でしたね。
彼が今後どうなるのかも気になるところです。
お姉ちゃんまでOPに出てるけど出番あるんだろうか(笑)
OPでマサキ君のお姉ちゃんとヒナタちゃんが対になる感じ?の演出なのは、ヒロト&マサキの保護者キャラってことでなんですかね?
つーか今回もヒナタちゃん出番なし(涙)
これ遺跡調査と聖獣さんの件が一段落してヒロトたちが一端リアルに戻らないと、ヒナタちゃん出てきそうにないですな…。
まあ、とにもかくにも動き出したリライズ2期。
次回配信が楽しみですね!
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