ガンプラの民とクアドルン
そんなクアドルンさんに
「新しき民が滅びさえしなければいい、というのは…」
と、物申すヒロト。
なぜそこまで肩入れするのか問うクアドルンさん。
そこでパル。
「たとえいつかエルドラを救えても…その時にフレディがいなかったら!」
「アシャや、トワナや、フルンたちが!いなくなっていたら!」
カザミも。
「そうだ!トノイやジリクの爺さんたちや木彫りを彫ってくれたガキども」
「マイヤを…もう泣かせたくねえ!」
メイも続く。
「ここにいるムランや、カリコ、ザブン。そしてストラ」
「私たちの知る彼らにいい顔をしていてほしいと思う」
「エルドラを守るということは、その種さえ存続させれば良いということではないはずだ」
そしてヒロト。
「ジェドさんやレジスタンス」
「エルドラのために戦った人たちの思いを無駄にはできないから」
メイがさらに、静かに思いをぶつける。
「独りでしか出来ない者には一人で出来る以上のことは出来ない…このところ、そんなふうに思う」
フレディもビルドダイバーズの一員として、召喚台を使いこなせることを訴える。
ビルドダイバーズの思いに心打たれたクアドルンさん、ついに首を縦に振ります。
「好きにするがいい」と。
・・・・・・・・・・・・・・うぅ~、こんなん泣くわ!
ビルドダイバーズ!お前ら揃いも揃って成長しやがって!
1期の時のお前らとは別人やんけチクショーーー!!(号泣)
特にメイ。
1期の祭り回でストラの笑顔を見て「あんなにいい顔をするんだな」的なこと言ってたのが、今回のセリフの伏線になってました!
人間への理解が深まって成長してることが如実に感じられて、まるで実の娘の成長を見守ってる気分ですわ(娘いないけど)
そして一時しのぎとは言えアルスが攻撃を仕掛けてこない各地の遺跡に住人を非難させ、その間ヒロトたちは一旦GBNに戻ることに。
この時のやり取りでヒロトがみんなの顔を見ながら喋るのがまた、地味ながら芸コマといいますか。
Ⓒ創通・サンライズ
1期のヒロトなら誰の顔も目も見ずに喋ってたはずですけど、今はみんなを仲間として捉えている心情が地味ながらもしっかりと描かれてますね!
クアドルンの懸念
別れ際にクアドルンさんが言い残したこと…。
結局その内容は語られませんでしたね。
けっこう重大なことっぽい雰囲気でしたけど、コレ悪い予感は必ず当たる法則の発動フラグですね!
あ~怖い、大変なことにならなきゃいいけど…なっちゃうんだろうな~これが!
あと、パルが敢えてエルドラに残してきたヴァルキランダーの剣。
あからさまに伏線はってきましたけど(笑)、これは良い方向に作用するって考えてオッケーですよねスタッフさん!
これが自滅に繋がったりしたら、おかしいですよスタッフさん!
カザミの決意
一旦、現実の日常に戻ってきた4人。
命がけの戦いへの恐怖を振り切るカザミ。
「俺、やってみるわ、親父」と。
カザミの親父さんもしかして亡くなってるんですかね。
海で親父さんを亡くしたことが水中戦への苦手意識に繋がってるのかもしれないですね。
そしてイージス。
当初は敵を倒すことが自分の∞の正義(ジャスティス)だったカザミが、今はエルドラの民を守る盾(イージス)になろうとしてるっていうのがね!
本当にいちいち涙腺を刺激してくるんだから、もう!
パルの恐れ
パルが飛べなくなった理由がはっきり描かれましたね。
そのいきさつと、そして絶望。
そんな彼にGBNを勧める兄シャフリさん。
パルの心からはまだ不安が拭いきれないのが、痛ましい…。
余談ですが、パルのことが前作でシャフリさんが有志連合側に付いた理由にも繋がってくるのかもしれないですね。
ロンメル隊長の「わが隊にはGBNでしか歩けない者もいる」といった発言に、自分と弟の境遇を重ねた、とも考えられる気がします。
メイの思い
マギーさんへの報告の際に、光る砂のことを「エルドリウム鏡砂(きょうさ)」と語ってましたね。
“電磁的な記録を読み取ってあらゆるものを顕現させる、古き民の遺産”だとか。
それと、エルドラ側の問題で召喚には人数制限があって増援を送り込むのは不可能ということも、サラッと語られました。
すなわち前作組の救援は無いと断言された形ですが、ビルドダiバーズの成長を見てきたファンならば、やっぱり彼らの手で決着をつけてほしいと思いますよね!
まあ前作組も何らかの形で登場してくれると嬉しくはありますけどね!
さてメイちゃん、別れ際にヒロトたちにあらためてミッション継続の意思確認をしようかと思ったけど、その顔つきを見て聞くまでもなく分かったから聞かなかった、と。
「彼らのことが少し分かるようになった気がする」と。
マギーさんの言う通りもはや野良パーティではないし、それ程までに人間への理解を深めつつあるメイちゃんにあらためてウルっときますわ。
ヒロトの覚悟
父オサムと語らうヒロト。
「ガンプラで世界でも救おうとしてるのか?」
「(脚本の仕事は)遊びって言われることもある。でもそれが誰かを幸せにしたり、巡り巡って誰かを助けることだってあるかもしれない」
「だから…ガンプラで世界だって救えると思うぞ」
…怪しい。
あからさまに怪しいですなオヤジさん!
いや物語の黒幕ってのはさすがにないでしょうけど、何かの力で本人も関知しないところでオヤジさんの脚本がエルドラの歴史に影響を及ぼしてる、とか。
とにかく何かありますね間違いなく!
ヒナタちゃんの親が病院勤務だったのもミズキさんとの再会のための設定だったし、無意味に脚本家なんて設定ぶち込んでくるはずないもんね、ここのスタッフ!
どうか悲しい方向にだけは持って行かないでください…。
そして黒歴史の払拭に挑戦するオヤジさんに影響されて、自分も!とウラヌスアーマーの封印を解くヒロト。
新たに作る展開じゃなかったんですね。
ヒロトにとってはトラウマの第2次有志連合戦を、このウラヌスアーマーで戦ってたのかもしれませんね。
でもって次回は自身の生き写しのようなアルスアースリィガンダムとの狙撃戦勝負になりそうで、これは熱い展開が期待できそうです!
ヒナタの不安
ミズキさんの様子が引っ掛かって病院を訪れたヒナタちゃん。
そんな彼女の優しさに応えて、GBNから戻ってこない弟マサキの姿を見せるミズキさん。
「GBNから帰ってこないなんて…ヒロトは?大丈夫だよね…?」
言いようもない不安に駆られるヒナタちゃん。
Ⓒ創通・サンライズ
…これは完全に大丈夫じゃないヤツですね!
この先ヒロトがGBNから帰ってこない展開が99%約束されたも同然なヤツですね!
もしかしたらマサキ君味方入りと入れ違いでヒロトの身に何か起きて…なんて感じかも?
まあヒロト君、キミには悪いけどキミがある程度ひどい目にあってくれんとヒナタちゃんの見せ場が無くなるんでね…すまんがこらえてくれ!
といったところですかね(笑)
まとめ
いや~むちゃくちゃ内容濃い回でした!
こんだけ濃いとぶっちゃけ感想書くのも疲れるんですけど(笑)、それほどの作品を提供してくれているスタッフさん方に感謝です。
- エルドラの古き民が作り出したアルス
- アルスを止められるのは創造主である古き民だけ(イヴちゃんの出番なんでしょ!?)
- 古き民がいない以上、自分がやるというクアドルン
- その戦いに信念を以って加わるビルドダイバーズ
- そんな彼らもそれぞれに抱える思いがあった
今回の内容を超ざっくりまとめるとこんなところですかね。
そして次回はユーラヴェンガンダムvsアルスアースリィガンダムの狙撃対決になる模様!
以降は一旦、配信・放送が休止になってしまいますので、再開が待ち遠しくてムズムズするような熱い回を期待します!
では次回までに今回の話を何度も観て理解を深めておきましょう(笑)
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